ドジャースへの移籍が決まった大谷選手。今後、多くの野球ファンが球場を訪れることが予想されますが、今、球場に「空から」向かうというプロジェクトが進んでいるんです。

ドジャースに入団 大谷翔平 選手
「明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、このドジャースの一員になれることを心よりうれしく思うと同時に、今すごく興奮しています」

先週の入団会見でこのように話した大谷選手。すでに、新天地・ドジャースタジアムで練習を開始しています。

こうしたなか…

記者
「大谷選手の新たなホームとなったドジャースタジアムです。今、この球場をめぐり、あるプロジェクトが進んでいるんです」

そのプロジェクトが…

ゴンドラプロジェクト広報担当 ネイサン・クリック氏
「これがプロトタイプで、空中に100機以上を設ける予定です。これがゴンドラプロジェクトです」

実は今、ロサンゼルス中心部の駅からドジャースタジアムまでの1.6キロを7分で結ぶ、ゴンドラ計画が持ち上がっているんです。

ゴンドラプロジェクト広報担当 ネイサン・クリック氏
「今、球場への交通手段は自家用車しかない。渋滞がすごいし、残念ながらロサンゼルスは(排気ガスによる)汚染が世界で最もひどい都市のひとつです」

慢性的な渋滞で有名なロサンゼルス。大谷選手の入団会見の取材に向かった車も巻き込まれました。大谷選手も洗礼を受けることになりそうな大渋滞。そこで、車3000台分の削減を可能とするゴンドラに期待が寄せられているのです。

ゴンドラプロジェクト広報担当 ネイサン・クリック氏
「(Q.大谷のドジャース入団はどうですか?)ニュースを聞いて、私たちは興奮しています。完成したら彼に最初に乗ってほしいですね」

一方で、周辺住民たちからは反対の声があがります。

反対団体「ストップ・ザ・ゴンドラ」代表 フィリス・リンさん
「ゴンドラはこの場所を通る予定です」

反対団体の代表で、計画ルートの真下に住むフィリスさん。頭上15メートルの高さを行き交うゴンドラに心配を隠せません。

反対団体「ストップ・ザ・ゴンドラ」代表 フィリス・リンさん
「プライバシーを侵されていると感じます。ただ安心して暮らしたいだけですが、ゴンドラがどう管理されるかなどが分かりません」

また、事業者側は地域振興を目的に、フィリスさんたちの住むチャイナタウンに中継駅を設置するとしていますが、建設予定地のそばにはすでに鉄道の駅があり、効果はないとフィリスさんは主張します。計画の白紙撤回を求め、集会を開くなどしていて、これまでに4500以上の署名が集まりました。

反対団体「ストップ・ザ・ゴンドラ」代表 フィリス・リンさん
「彼らは(ゴンドラが)公共交通機関だと呼ぶけど、ドジャースタジアムのためのものであって、我々のためのものではないです」

大谷選手の移籍で、今後、ますます注目を集めるドジャースタジアム。自治体の承認後、事業者側は2026年に着工、翌年にも運行を始めたいとしていますが、両者に歩み寄りはみられるのでしょうか。