なぜ新型コロナによって会計処理ミス?
琉球大学 獺口 浩一教授
「コロナ禍で業務が増えて過重な負担を職員は強いられた。混乱の中での業務遂行だった」
2020年8月から設置された新型コロナウイルスの対策本部には、各部局から職員が派遣され、ピーク時には全職員の15%が動員されました。
その結果、経験が少ない職員が会計事務を担当することもあったといいます。
また、国の補助金を受け取れなかった橋の耐震補強工事では、一括交付金という沖縄独自の制度に慣れすぎたこともミスに繋がりました。
琉球大学 獺口 浩一教授
「自治体の会計上のやり取り全般が見えていないとミスは起こりやすくなる。財政上の国と地方のやり取り、沖縄は特殊な部分もある。限られた人員の中でチェックはしっかり行う必要がある」
度重なるミスを受け、県は来年度、会計実務専門職の養成や内部統制職員の増員を検討しています。