青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場について、日本原燃の増田尚宏社長は工場の完成に必要な国の審査が終わるのが2024年にずれ込むとしながらも、完成目標は「来年度上期のできるだけ早い時期」で変わらないとの認識を示しました。
六ヶ所再処理工場では現在、建物や設備の耐震評価につながる地盤調査が行われていて、日本原燃はその結果を原子力規制委員会へ示し、年内に国の規制基準への適合審査を終わらせるとしていました。
日本原燃の増田社長は、20日の会見で実質的な審査に入ることができなかったとして、終了は2024年にずれ込むとの見通しを示しました。一方で、工場の完成時期については「来年度上期のできるだけ早い時期」として従来の方針を変更しないことを強調しました。
日本原燃 増田尚宏社長
「後ろに控えている検査とか工事を工夫しながら、しゅん工時期は今まで申し上げたところを変えることなく皆でがんばっていきたい」
日本原燃は引き続き、工場完成に向けての準備を整えていきたいとしています。














