妻を殺害したとして元県議会議員の丸山大輔(まるやま・だいすけ)被告が逮捕・起訴された事件で、裁判員裁判を前に証拠や争点を絞り込む、公判前整理手続きが20日から始まりました。
丸山被告の担当弁護士は裁判で無罪を主張する考えを示しました。
この事件は元県議会議員の丸山大輔被告49歳が県議在職中の2021年9月、塩尻市の自宅で妻の希美(のぞみ)さん当時47歳を殺害した罪に問われているものです。
逮捕前、SBCの取材に丸山被告は次のように語っていました。

「犯人がどんな心境でそういうことに至ったのか、今はどうしているのか、早く真相は早く知りたい」
逮捕後も容疑を否認し、事件当日は長野市の議員会館にいたとしていますが、警察の捜査では、丸山被告が運転していたとみられる車が、塩尻市の自宅周辺まで移動していたことが確認されています。
また、警察は事件の背景として、丸山被告と妻との間で女性関係や、経営する酒蔵を巡るトラブルがあったとみています。
起訴から丸1年となった20日、長野地方裁判所では、裁判の前に証拠や争点を絞り込む公判前整理手続きが始まりました。
終了後、丸山被告の担当弁護士は、裁判で無罪を主張する考えを示しました。

征矢芳友(そや・よしとも)弁護士:
「犯人性を争います。丸山さんは朝まで議員会館(長野市)にいましたので」
記者:
無罪を主張 ?
征矢芳友弁護士:
「そうですね」
関係者によりますと、初公判は今年度中に始まる見通しです。














