日本銀行は金融政策を決める会合で、いまの大規模緩和策を維持することを決めました。市場ではマイナス金利の早期解除も取り沙汰されるなか、「金利のある世界」に備えて動き出す人たちも居ます。
日本銀行 植田和男 総裁
「物価安定の目標に向けて徐々に高まっていく見通しが実現する確度は、少しずつ高まってきている。賃金と物価の好循環が強まっていくか、なお見極めていく必要がある」
先ほどの会見で、マイナス金利政策も含めたいまの大規模緩和策を維持する方針を強調した日銀の植田総裁。
2016年1月に導入されて以来、続けてきたマイナス金利。その終わりがいつになるのか。実際にマイナス金利が解除された場合、私たちの生活にも大きな影響が出るかもしれません。
仮にマイナス金利を解除したうえで、短期の金利が引き上げられた場合、銀行の預金金利が引き上げられる可能性があります。一方で、住宅ローンの固定金利だけでなく、変動型金利も上昇する可能性があり、月々の負担が増えることになります。
こうした動きを見据え、大手銀行では早くも準備を始めています。
りそな銀行 東京ミッドタウン支店 金子哲也 支店長
「本格的に利上げする局面は、ここ数十年経験していない」
都内にある、りそな銀行の支店。先週行われていたのは、マイナス金利が解除され金利が復活した場合に、利用者にどのように説明するかなどをテーマにした行員向けの勉強会です。
りそな銀行 東京ミッドタウン支店 金子哲 也支店長
「預金金利が変わったら、それをご案内するのも当然、我々にとっては必要なこと」
行員の中には「金利のある世界」を経験したことのない人もいます。
参加した行員
「金利のない世界と共に銀行員人生を歩んできたのかなと思います。知識を身につけながら、お客様のお役に立てるように」
若い行員を中心に経験したことのない「金利のある世界」。植田総裁は金融政策の正常化について「常日頃から考えている」としながらも、2%の物価目標の達成はまだ見通せないとの考えを示しました。
日本銀行 植田和男 総裁
「(マイナス金利の解除には)もう少し情報をみたい。粘り強く、金融緩和を継続する」
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