災害時にドローンを使って安全に被害状況を確認する実証実験が上田市で行われました。

上田市の武石(たけし)地域で行われた実証実験は、先端技術を活用して地域の課題を解決する市のプロジェクトの一環で2022年度から始まりました。

19日に行われたのはドローンによる画像撮影で土砂の量を計測する実験です。

何もないグラウンドを撮影したあと、土砂に見立てた車やコンテナ、人などを配置して再度撮影し、2回分の画像を比較して解析することで増えた分の体積を割り出すことができるかを確かめます。

委託を受けた相馬商事 荒井佑輔(ゆうすけ)さん:
「ドローンが自動で飛んで行って、そこを計測してくることによって2次災害のリスクをおさえつつ必要な情報をとって、そのあとの対策につなげられる」

武石地域では2022年度、ドローンで中心市街地を撮影していて、有事の際には、そうした画像も活用していくということです。