岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている物質がきわめて高い濃度で検出された問題で、町は一部の住民に過去3年分の水道料金を返還する方針であることがわかりました。

この問題は吉備中央町の円城浄水場で昨年までの3年間、有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASが国の暫定目標値の16倍から28倍検出されていたものです。

町は適正でない水に対して正規の料金を支払ってもらうべきではないとして、円城浄水場の給水区域に住む約500世帯を対象に、過去3年分の水道料金を返還する方針です。

住民にはすでに説明会で山本町長から伝えたということです。町は、返還に関連する予算案をあす(20日)、定例議会に提出します。