東京電力は福島第一原発の4回目の処理水放出を2024年2月下旬から始めることを発表しました。

福島第一原発の処理水の海への放出は、11月20日までに3回目が終了しています。
3回目の放出後、設備の点検などが行われていましたが、東京電力は18日、今年度最後となる4回目の放出について2024年2月下旬に始めることを明らかにしました。
放出量は過去3回と同じおよそ7千800トンで、これまでは放出前に海水で薄めた処理水を水槽に移したうえでトリチウムの濃度を分析して基準を下回れば放出していましたが、4回目ではこうした分析は行わないということです。

東京電力は「これまでの3回の放出で設計通りに薄められることを確認できた」としていて「今後は年1回、分析を行う」としています。