IGRいわて銀河鉄道の今年度の決算は営業損益では8期連続の赤字見通しですが、自治体からの交付金を加えた当期損益は5期ぶりの黒字となる見込みです。

これは18日盛岡市で行われたIGRいわて銀河鉄道の取締役会で報告されたものです。
営業損益は8期連続の赤字となる見通しですが、県や沿線自治体からの交付金などを加えた当期損益は、1億6700万円あまりの黒字となる見通しです。
今年度の営業収入は貨物列車の本数の減少で線路使用料収入が減ったことなどから当初の計画を1億1200万円あまり下回り、41億6400万円あまりとなる見込みです。
一方で、社有車を減らすなど経費削減を積み重ねたことで営業費用も計画から7900万円あまり減少する見通しです。
当期損益が黒字になれば5期ぶりで、鈴木敦社長は「引き続き収入の確保や業務の効率化を進め収支改善に努めたい」と述べました。