■SBCドリームテニスツアー・Tour Final Round 決勝トーナメント(17日、兵庫・ブルボンビーンズドーム)
優勝賞金1000万円を目指した国内最高峰の賞金大会SBCドリームテニスツアー・ファイナルラウンド。予選リーグを勝ち抜いた男女各16名による決勝トーナメントが行われ、今年の全日本選手権・女子ダブルスで優勝した伊藤あおい(19、SBCメディカルグループ)が大会史上最年少優勝を果たした。
試合はシングルスのみ、ショートセットで行われ1グループ4名、4グループによるラウンドロビン。各グループ上位2名、男女各8名が決勝トーナメントに進出する。
決勝まで順調に勝ち上がった伊藤は第1セット、第1ゲームをブレイクされ「サーブの調子が良くなくて“終わったな”と思ったけどリターンが良かった」と言うとおり、川岸七菜(23、アカラクリニック)のサーブゲームをブレイクした。両者ともブレイクゲームがつづくも、淡々と自分のペースに持ち込みしっかりと第1セットを奪った。第2セットは川岸に1ゲームも許さず、ストレートで勝利。大会史上最年少となる19歳で優勝を果たした。
試合後、「現実かな?」と笑顔を見せると、賞金1000万円の使い道については「1週間くらい前に自転車が壊れたので1〜2万円くらいのママチャリを買いたいです」と話した。そしてファンに「もっと相手の嫌なところをつくテニスを極めていきたいので、応援よろしくおねがいします」とメッセージを送った。
敗れた川岸は「大勢の前でプレー出来たことは自信になった。もうちょっと頑張れたかな。悔しいです」とコメントした。
■決勝
伊藤あおい2-0(4-3(4)、4‐0)川岸七菜
■3位決定戦
清水綾乃(25、Team LB)2-0(4-2、4-3(6))吉岡希紗(23、フリー)