小沼ほうきの伝統を守り、伝える立場となった鈴木さん。

講習会には、飯山市以外からも技を学びたいという人が集まるようになりました。

飯綱町から参加して2年目の女性:
「一度なくなってしまうと、資料をもとに立ちあげるとか、そういったことはとても難しいので、なくならないようにつないでいく作業というのはとても大事なことだと思っている」

11月から講習を受け始めた女性は長野市から参加。

この日、ついにほうきが完成しました。

長野市から参加した女性:
「完成しました。うれしいですね、かわいいです」
鈴木芳美さん:
「大丈夫、座敷ははけるから!」


女性:
「リビングで子どもの食べこぼしを。毎回毎回掃除機を出していたのをこれでやろうかな」
「うれしいですね、こういう手仕事に憧れが昔からあったので、自分ができるような立場になれてとてもうれしい」

鈴木芳美さん:
「絶やさないようにっていうことで、何とか後世に残していくように、みんなで練習したりしてつなげていきたい」

途絶えそうになった伝統を、これからも…。

雪国・飯山の冬の手仕事が受け継がれていきます。