JR西日本は、北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業に合わせて、来年3月16日にダイヤ改正を行うと発表しました。新たに開業する金沢ー敦賀間では、東京と直通運転する速達タイプの「かがやき」を9往復、停車駅が多い「はくたか」を5往復運転します。

「かがやき」のうち、福井駅と敦賀駅に加えて小松駅と越前たけふ駅にも停車する2往復は、首都圏への出張利用に合わせて朝と夜の時間帯に運転します。また加賀温泉駅と芦原温泉駅に停車する2往復は、ホテルや旅館へのチェックインや日中の観光に合わせて運転します。

一方、これまで北陸と関西・中京方面を結んできた特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は、新幹線の延伸に合わせて敦賀駅止まりとなり、敦賀駅と金沢駅・富山駅を結ぶ北陸エリア内限定の新幹線「つるぎ」に最短8分で接続します。これまで「サンダーバード」は25往復、「しらさぎ」は15往復運行していましたが、新幹線延伸後に金沢・敦賀間で運行する新幹線「つるぎ」は25往復となります。

また「サンダーバード」と「しらさぎ」について、JRは利用客の着席ニーズが高いとして、自由席を廃止し、全車指定席として運転することにしています。

一方、すでに開業している金沢・東京間の「はくたか」については、長野駅で後続の「かがやき」が通過するまでの待ち合わせがなくなることから、一部の上り列車で金沢から東京までの所要時間が最大で10分短縮されます。