来年春のスギ花粉の飛散量は平年の1.6倍と「多くなる」ことが、富山県森林研究所の予測でわかりました。
森林研究所の調査によりますと、来年2月から4月に富山県内の平野部で飛散するスギ花粉の量は、1平方センチメートルあたり5300個程度と予測されます。

これは調査を始めた1991年からの平均値の約1.6倍で、スギ花粉の飛散量は平年よりも多くなる見込みです。
飛散量が多くなる理由は、ことしの夏の日照時間が平年より多く、スギの雄花の花のつき具合が多かったためとみられます。
一方、ことし春のスギ花粉量は1平方センチメートルあたり8381個と過去最多で、これと比較すると来年春は6割程度の見込みです。

スギ花粉は例年だと2月下旬から飛び始め、3月上旬から中旬にかけてが飛散のピークとなります。
富山県森林研究所では年明け1月下旬に、飛散開始日の予想を発表する予定です。
