カラッと揚げたてのとんかつに、
ポン酢がしみしみの大根おろしをたっぷりと!

(みかみ 三上 裕人さん)
「夏らしいソースで食べてもらうように、
さっくり食べられるとんかつを目指して作っている」
疲労回復や夏バテ解消!暑い夏こそ食べたいとんかつ。
でも近い将来、食べられなくなってしまうかも!?
「ぶーぶー」と言っていられない…
「とんかつ」の向こう側に見える生産の現場をもうひとホリします。
札幌市豊平区のとんかつ専門店です。厨房ではとんかつが揚がるいい音が!

(みかみ 三上裕人さん)
「厚真産で飼育されているブランド豚で「米愛豚(まいらぶた)」という豚を使っています。
ロースは脂の融点が低くて脂が溶ける感じ」
店長の 三上 裕人さんが、震災復興でこだわる 厚真産の豚肉とともに
手間をかけているのが「衣」 です。
(みかみ 三上裕人さん)
「ロースは中挽きぐらいの生パン粉を使って、
ヒレは繊細な肉なので、本当に細かいパン粉を使っています」
人気の秘密は、サクッとした衣と、深い味わいの肉。
しかし、店の経営を取り巻く環境は厳しさを増していると 話します。
(みかみ 三上裕人さん)
「いちばん重たいのは油です」
店で使う油は植物性の「なたね油」。
三上店長によりますと、去年18リットル入りの一斗缶1個あたり4000円ほどだった
仕入れ価格は、上昇をつづけ、今は 1.5倍の 6000円に。
さらに、年末には 去年の2倍、8000円近くになるかもと心配しています。

一方、道内の豚肉の生産現場では?
(一心生産組合 村上昭平農場長)
「生産して出荷した分が、丸々本当に赤字になってくるくらいの
値上がりになってきているかなと思います」