国内外の大会で優秀な成績を収めたスポーツ選手をたたえる岩手県体育協会の表彰式が14日、盛岡市で開かれました。

県体育協会の表彰は年に2回行われていて、今回は、国際大会や全国大会で好成績を残した選手や指導者に贈られる「栄光賞」など4つの部門で、84人と2団体が受賞しました。
このうち紫波町出身の小野寺萌恵選手は、今年4月のパラ陸上の日本選手権で、女子800メートルの車いすのクラスで日本記録を更新する2分19秒80で優勝しました。また今年7月の世界選手権では女子100メートル決勝で5位となり、4位以内の選手に与えられるパリパラリンピック出場にあと一歩と迫りました。

(小野寺萌恵選手)
「まずパリとかはまだあきらめていないのと、まだ自分はまだ弱いところが多いので、目指すのは(100mを)最低でも17秒出していきたいかなって思っています」

また団体で栄光賞を受賞した富士大学サッカー部は、今年9月の総理大臣杯で優勝し日本一に輝きました。

(富士大学サッカー部 藪中海皇 主将)
「全国大会優勝は東北で初めてだったので、すごく大きなことを成し遂げたんだなと思います」

式では、達増知事から受賞者に賞状とメダルが手渡され、受賞者たちは晴れやかな表情でさらなる活躍を誓っていました。