福島市内の小中学校で提供された給食の「すいとん」の原料の小麦から、基準値を超えるカビ毒の一種が検出されていたことが分かりました。
福島市によりますと、福島県学校給食会が9月6日に北部学校給食センターへ納品した「すいとん」の原料の岩手県産南部小麦から、食品衛生法で定める基準値を超えるカビ毒の一種「デオキシニバレノール」が検出されました。
この小麦を原料としたすいとんは、9月7日に北部学校給食センターが管内の小学校6校と中学校4校で、計2748食提供しました。
12月に入ってこの小麦が使われていたことが判明し、県学校給食会が、すいとんを検査機関で検査したところ、「デオキシニバレノール」は検出されなかったということです。
「デオキシニバレノール」は大量に摂取すると嘔吐や食欲不振などの症状が出る可能性があるということですが、これまでに、すいとんを食べた児童や生徒などに体調不良は確認されていないということです。
【該当の小麦を原料とする給食が提供された10校】
・余目小学校、矢野目小学校、大笹生小学校、笹谷小学校、平野小学校、湯野小学校(小学校6校)
・信陵中学校、大鳥中学校、平野中学校、西根中学校(中学校4校)














