シリーズでお送りしている「現場から、」。アメリカではこれまでの利上げの影響で住宅ローン金利が7%を超える高い水準になっていて、マイホームが“手の届かない存在”になっています。
日本でも上昇の動きが出てきた金利。ただ、日本の政策金利はいまだにマイナスです。
一方、アメリカは物価上昇を抑えるため、政策金利の引き上げを続け、現在は上限5.5%と22年ぶりの高い水準です。高い金利はアメリカの住宅市場に大きな影響を及ぼしています。
記者
「ワシントン近くの住宅地です。こちらの庭つきの一軒家も現在、売りに出されています」
1959年に建てられ、4年前にリノベーションしたという一軒家を案内してもらいました。
不動産エージェント サラ・ブラウンさん
「お客さんをおもてなしするのにぴったりの大きなキッチンです」
顧客から不動産エージェントのブラウンさんへの問い合わせは少なくありませんが、購入には至らないといいます。
不動産エージェント サラ・ブラウンさん
「住宅ローン金利は7%台、一時は8%近くにまで上がって、顧客の購買力が下がってしまいました」
住宅ローン金利が高すぎるのです。30年固定の金利は現在、7%を超えています。5000万円ほどのローンを借りた場合、月々の返済額は40万円弱。30年間の支払い総額はおよそ1億2000万円で借入額の2倍を超える計算です。
住宅ローン融資会社 クリス・カーニーさん
「1年間、金利は上昇するばかりで、私たちを助けてくれませんでした」
さらに、住宅の価格自体も上昇しています。住宅ローン金利の高騰で、ローンを組んで新しい家を買う人が減り、結果として古い家を売る人も減ったため、中古住宅の供給が減少。住宅価格全体の上昇につながるという悪循環に陥っているのです。
不動産エージェント サラ・ブラウンさん
「不動産業界のベテランも、こんな状況は見たことがないと話しています」
築60年を超えるこちらの物件の販売価格も2億2000万円を超えています。
市民
「金利の上昇で若い世代が家を買うのが、ますます難しくなっています」
「住宅ローンを借り換えたいのですが、金利が高すぎてできません」
高い金利でアメリカの物価上昇は落ち着きつつありますが、副作用で住宅市場が大きくゆがんでいます。
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