新潟県南魚沼市でスキー用品のレンタルなどを行っていた『ダズル』が、倒産したことがわかりました。12月4日に新潟地裁長岡支部から破産手続開始の決定を受けたということです。
民間の信用調査会社・帝国データバンク長岡支店によりますと、南魚沼市小栗山のスキー場近くに店舗を構えている『ダズル』は、昨シーズンの終わりころから営業をやめていたということです。9月決算ということから破産決定の手続が今頃になったのではないかとしています。負債は約850万円です。
1988年に設立された『ダズル』は、関越自動車道六日町インターチェンジからのアクセスの良さから新潟県外からの顧客などにも対応し、レンタルのみならず小物やお土産の販売なども行っていました。
しかし、近年のスキー人口減少に加えて2020年以降の「新型コロナウイルス感染症拡大」の影響で集客がさらに低下して厳しい資金繰りが続き、レンタル用品の更新などの新たな対応も困難となって事業継続を断念したとみられています。
ウイルス禍以降のウインターリゾート関連事業に関して帝国データバンクによりますと、客足は回復傾向ではあるものの、首都圏からの顧客が多く訪れるところやインバウンドの海外顧客が集まるところなどゲレンデによって色合いがまちまちであるため、今後も注視が必要だとしています。