被害女性は「私がどれだけ怖かったか…」

森田被告と女性は、2軒をはしごした後、3軒目の店に移動する途中、ラブホテルの前を通った際に、森田被告は女性をホテルに連れ込もうとします。

検察側によれば、女性は森田被告の誘いを明確に拒絶したといいます。

その後、3軒目の店に立ち寄り、店を出た後に事件は起きました。

起訴状などによりますと、森田被告はことし1月、富山県高岡市内の駐車場で、マッチングアプリで出会った女性に対し暴行を加え、反抗を困難にした状態で性交し、けがをさせたとされています。

これまでの裁判では強制性交等傷害について争いはなく、被告の“量刑”が争点となっていました。

今月11日に開かれた裁判。

森田被告は、坊主頭、上下黒のスーツ姿で法廷に現れました。

裁判の冒頭、被害に遭った女性の心情が法廷で読み上げられます。

被害に遭った女性の心情:「被害に遭った後、これまでと違う自分につらい思いをし、生きるのがやっとだった。私がどれだけ怖かったか知ってほしい。襲われたとき、被告の力の強さに何もできなかった。必死に抵抗したが逃げられなかった。怖くて怖くて仕方なかった。もうどうなってしまうのか、はやく終わってほしい、ただそれだけでした」