検察側「やめてと声に出したのに一切無視した」

女性がラブホテルに連れ込まれるのを明確に拒絶していたことや、犯行時に「やめて」「放して」と繰り返し声に出していたにも関わらず、一切無視して犯行に及んだと主張。

そのうえで、屋外で強制性交に及んだことで、「被害者の性的自由、羞恥心などを無視した欲望の赴くままの犯行。人を人だと思わない人格態度が如実に表れており、きわめて強い非難に値する」としました。

さらに、被告が犯行時、力の差など男女間の体格差を利用したとも主張。

男女の体格差・体力差を悪用し、被害者は何度も抵抗するも振り払うことができなかったといい、「くわえられた暴行は強度で、身体を害する危険性があった」としています。

検察側は、森田被告と女性が会ったのは事件当日が2回目だったことを明らかにしました。

そのうえで、「もともと性交のみを目的として女性を誘い出し、それで暴力を実現した犯行だ」とし、動機について「自己の性欲を満たすためで、女性の気持ちを無視した動機に酌量の余地なし」として、懲役10年を求刑しました。

続いて行われた弁護側の弁論です。