青森県の横浜町漁協では、今シーズン、これまで見送られていた桁網によるナマコ漁が12日行われ、漁港には約10トンのナマコが揚がり、浜が活気づきました。
横浜漁港の沖合では、12日の午前7時前から、横浜町漁協に所属する69隻の漁船が操業を始め水深20~30メートル付近の海底に桁網を入れ、ナマコを獲っていきました。
横浜町漁協でのナマコの桁網漁を巡っては、資源保護のため、昨シーズンの漁が見送られていました。また今シーズンは、10月に2年ぶりに実施する予定でしたが、中国の禁輸措置の影響で漁の解禁を見送っていました。
待ちわびた漁解禁を迎えた12日、漁協によりますと約10トンの水揚げがあり、浜は活気に包まれました。
漁師は
「けがもなく量が取れたので、それでOKかなと思います」
横浜町漁協・二木春美組合長
「去年1年休んだおかげで、ある程度数量は獲れた。稚ナマコも結構増えてきた感じで、また来年値段が高い時に獲ろうと考えています」
漁協は、今シーズンの桁網によるナマコ漁は12日限りとしていて、来シーズン以降も資源保護のため漁の回数を制限する予定です。