■「非常停止ボタン」正しい使い方は?今回の財布はNG
非常停止ボタンが押されたことで、山手線は緊急停止しました。
JR東日本によりますと、非常停止ボタンは列車の運行に支障をきたす重い荷物などや危険物が落ちた場合は躊躇せず押して大丈夫ですが、今回の財布は運行に支障はなく、ボタンを押す状況ではなかったといいます。
また、山手線など運行本数の多い列車のホームでの落し物は、安全上、拾い上げるのが終電後になるケースもあるそうです。
駅員
「とりあえず交番行くからな、待っとけ」
乗客
「なんで交番行くんすか」
駅員
「なんでだよ、よく考えてみろ、電車止まってんだよ」

乗客
「取ってくれないからじゃないですか」
駅員
「そういう態度何とかせいや」
乗客
「なんで僕交番行かないといけないんですか」
駅員
「当たり前だろ。電車止めてるんだよ」
駅員は警察に通報し、警察官が乗客を連れていったといいます。
■専門家「起きてしまった損害に賠償という責任の可能性」
今回のトラブルについて専門家は、“乗客が賠償責任を問われる可能性もある”と指摘します。

レイ法律事務所 舟橋和宏弁護士
「財布を落とした、という運行に支障がないだろうということで電車の運行を止めてしまった。それによって起きてしまった損害について、賠償という責任を課される可能性はある」
このトラブルの影響で、山手線1本が2分遅れたそうです。
駅員
「山手線止めてんだよ!!!」
駅員
「今日は帰れねえからな、悪いけど警察行くから。今日は帰れねえから、事情聴取長げえから」
乗客
「なんでですか」
駅員
「なんでじゃねえよ!」
駅員
「いいから、待ってろ」
乗客
「なんでですか」
駅員
JR東日本は取材に対し、「乗客の危険な行動については強く制止する対応もありえる」とする一方、今回のトラブルについては・・・
JR東日本
「駅員の言葉遣いは適切ではないと考えています。お詫びさせていただきたい」
とコメントしています。