1966年、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で死刑が確定している袴田巖さんの再審=やり直し裁判で、弁護団は「5点の衣類」の実物を法廷で公開し、「ねつ造以外にあり得ない」と主張を展開しました。
袴田巖さんのやり直し裁判は12月11日4回目を迎え、検察側が改めて犯行着衣と主張した「5点の衣類」のうち、ズボンとステテコの実物が法廷に示されました。
事件から1年2か月後に、現場のみそタンクから発見された「5点の衣類」について、弁護側は1年以上みそに漬かっていたにしては衣類の生地の色が残っている事などを挙げ、「5点の衣類は発見直前に入れられた。ねつ造以外にあり得ない」と主張しました。
<袴田事件弁護団 小川秀世弁護士>
「事実がねつ造だから、ねつ造という事をはっきり認識して欲しかった。ねつ造をベースに考えると、血痕の付着の不自然さも説明できる」
一方、静岡地方検察庁の奥田洋平次席検事は「(衣類の状況が)あそこまで変わっていると正確な事実認定を読み取ることは難しく、逆に誤った事実を読み取ってしまう可能性すらあると思う」とコメントしました。
注目の記事
30代妻の遺体を勤務先の焼却炉へ…犯罪心理学の教授「場当たり的、逃げることもできなかった」法医学教授「死因特定は厳しい」裁判で殺人罪の立証は困難か 旭山動物園死体損壊事件

【事件の全貌】就寝中の中学生養女を狙った父親による性的虐待 安心できるはずの自宅が事件現場に【判決詳報・前編】

【田中角栄】首相就任の年に新潟で語った『1000年先の日本』ホルムズ海峡封鎖や物価高で透ける“現代日本の脆弱性”

GW明けの“疲れ”どう防ぐ?半分以上が“疲労感・心理的負担増”の調査も…ポイントは「幸せホルモンの分泌」 専門家に聞く

86歳で中学1年生に スーパーボランティア・尾畠春夫さんが「夜間中学」へ 奉公、独学…“空白”埋めるため約80年越しの挑戦

スポーツ観戦で腸内環境改善 ワクワクドキドキで"善玉菌"が増加!【世界初の研究結果】熊本・菊陽町と九州大学が実証実験の結果公表









