5日夕方、8歳の男の子が用水路に転落し、おぼれる事故がありました。事故の瞬間を通りかかった中学生が目撃。その時、中学生がとった行動とは…。奇跡の救出劇の一部始終を当事者たちが証言しました。


用水路への転落の注意を呼びかける看板。事故があったのは、富山市宮園町(みやぞのちょう)の住宅街にある用水路でした。



5日午後5時20分ごろ、富山北部中学校の1年生4人が、用水路に転落している8歳の男の子を見つけました。4人はバレーボール部の部活動を終えて帰宅途中でした。


中学生たち:
「へこんでいるところにつかまっていました」
「苦しそうな表情でつかまってました」


男の子は用水路の側面のくぼみに両手でしがみついていたといいます。しかし…

中学生 四十木優大さん:
「手を離して流れていったんで。僕たちの(前を)過ぎていったんで」



しがみついていた手が離れ、男の子は流されていきました。中学生4人は役割分担をして、近所の人や車に大声で助けを求めます。

実際にどのように助けを呼んだか再現してもらいました。




中学生 齋藤奏太さん:
「小さい子がおぼれています。助けてください!」



中学生 四十木優大さん:
「とにかく必死に、この子が助かってほしいという願いで、大声を出しました」



前日の雨の影響で、用水路の水位は普段より高く、およそ1メートル。流れは急でした。



助けを呼びながら、流されていく男の子を追いかける中学生たち。そこに1人の男性が現れました。偶然通りかかったトラック運転手の角谷海路さんが異変に気づき、水に飛び込んだのです。



救助した角谷海路さん:
「おぼれてる姿見て、とっさに飛び込んだんです。こういう体勢でずっと流れてたんで。頭に水がついていて、手が川の中に入っていて、こういう状態で流されてきた」


男の子は、用水路を300メートルほど流されたところで、角谷さんに救助されました。

救助した角谷海路さん:
「全く動いてなかったです。声かけて、口元と鼻が多少動いていた。ここで抱えて手すりに。大人の人が集まってきたので、あとはまかせましたよと…」


しかし、男の子はすでに意識をなくしているようでした。