祭りの日は親子で大賑わいも…日常に戻るとまた人通りがまばらに

「幻まつり」の当日、商店街のアーケードは大勢の子どもで賑わっていました。
実は平田さん、事前に市内全ての小学校に合わせて2万枚のチラシを配布していたのです。
(平田研二さん)
「柳ヶ瀬のイベントは大人向けが多いので、僕らは小学生向けにと思っている」
ゲームに参加すれば、カブトムシやクワガタがもらえるなどのPRで、子どもたちとその親がやってきたのです。
時計店で信長像を見つけ、盛り上がっていた親子が楽しんでいたのは「謎解き」。
商店街の店に行けば、答えが分かるクイズを事前に配布し、実際に店に足を運んで答えを探す楽しみと、商店街全体を回ってお店を知ってもらうことが狙いでした。いろんな仕掛けで人を集めることに見事成功した平田さん。
(平田研二さん)
「最高でした。みんな和気あいあいとしていて、よかった本当に。成功です!」
祭りから一か月後、再び柳ヶ瀬を訪れた平田さん。アーケードはどうなったのか尋ねました。
(平田研二さん)
「(Q.祭りの後の人の数やにぎわいは?)変わってないだろうね。今まで何年も見てきたけど、変わってないのかな。子どもが遊ぶものがあれば来ると思うけど、それが今はない。何ができるか、まだまだ考えないと」
賑わいがまぼろしでなくなる日は来るのか。高齢化や地方の衰退の中、商店街の模索が続きます。
CBCテレビ「チャント!」2023年12月6日放送より