人工知能を活用しシャインマスカットの摘粒や収穫の判定ができる栽培支援ロボットの開発が山梨県内で始まりました。

これは農林水産省の事業の一環として、県内で生産が盛んなシャインマスカットを高品質かつ効率的に栽培するために行われるものです。

事業に参加するのは山梨大学や県、情報通信会社YSKe-comなどで、房づくりや摘粒、収穫判定が行える栽培支援ロボットや、携帯端末を使って栽培の管理ができるシステムを開発します。

実現すれば、栽培サイクル全体で25%の作業時間の削減が見込めるほか、シャインマスカット以外の品種にも応用ができ、ブドウの収穫量の増加といった波及効果にも期待できるということです。

山梨大学 島田眞路学長:
世界でも類を見ない「AIブドウ栽培ロボット」の開発を是が非でも成功させたい。

開発したロボットは2024年度までに実証実験を行い、2027年度中の商品化を目指すということです。