刺されると強いかゆみを引き起こすトコジラミ。今、全国で相談件数が増えていますが、特に、殺虫剤が効きない「スーパートコジラミ」が問題視されています。
害虫駆除の専門家は、潜伏を示す「サイン」を見落とさないよう注意を呼びかけるとともに、殺虫成分の煙を部屋中に拡散させる「くん煙剤」による駆除は要注意だというのです。その理由は。

今、全国で問題となっているトコジラミ。カメムシの仲間で、夜寝ている間に人の血を吸う害虫です。かまれると、激しいかゆみで眠れなくなることもあると言います。

国内の相談件数は2009年度は130件でしたが、昨年度は683件と5倍以上に増加しています。

県ペストコントロール協会 深沢恵介さん:「元々海外から入って来たと言われていまして、昭和30年代ぐらいに日本からいなくなったと言われてるんですが、またここのところの外国からの来客等によって持ち込まれてるというふうに言われてまして…」

富山県内でも新型コロナが5類に分類された今年5月以降、海外渡航の制限緩和に伴って相談が増え始め、宿泊施設などでは実際に駆除した例もあると言います。