自民党の小泉進次郎元環境大臣ら「ライドシェア」の導入を目指す超党派の国会議員の勉強会がまとめた提言案が判明しました。来年にも「法律の改正」か「新法を制定」することを求めています。

一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」の導入に向けては、これまで自民党の小泉進次郎元環境大臣を会長とする超党派の国会議員による勉強会がタクシー事業者などと意見を交わしてきました。

こうした中、勉強会は移動手段の確保などのためタクシーとライドシェア、どちらも選択できる社会の実現に向けた政府への提言案をまとめました。

提言案によりますと、大阪・関西万博などの大規模イベントによりタクシー不足が予想されるとしたうえで、▼自家用車と普通免許を所持するドライバーを活用した新たな「ライドシェア」制度を創設すること、▼来年にも道路運送法の見直しを行うことや新たに法律を制定することなどを求めています。

また、タクシー不足に対しても▼タクシーの営業地域の地名や道路の名前などを問う「地理試験」などの制度を抜本的に見直し、タクシードライバーの増加を支援することとしています。