今月2日、フィリピン沖でマグニチュード7を超える大地震が発生し、千葉県から沖縄県にかけての太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報が発表されましたが、その後の気象庁の解析で、あわせて30の観測点で津波が観測されていたことがわかりました。

日本時間の今月2日深夜にマグニチュード7.5の大地震が発生したことに伴い、気象庁は千葉県から沖縄県にかけての太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表し、伊豆諸島の八丈島で最大40センチの津波を観測しました。

その後の解析で、神奈川県三浦市の三崎漁港と油壺でそれぞれ10センチ、鹿児島県中種子町の種子島熊野で20センチ、沖縄県南城市安座真で微弱な津波など、千葉県から沖縄県にかけてのあわせて30の観測点で津波が観測されていたことがわかりました。

▽三浦市が位置する「相模湾・三浦半島」や▽中種子町が位置する「種子島・屋久島地方」、▽南城市が位置する「沖縄本島地方」には、津波注意報が発表されませんでしたが、気象庁は予想していた「若干の海面変動」の範囲内に収まったとしています。