8日、福島県内では住宅などを全焼する火事が相次いで発生しました。いずれもけが人はいませんでしたが、消防ではこの時期の火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
住宅の2階部分から真っ赤に燃え盛る炎。大量の黒煙が上空に立ちのぼっています。8日午前9時前、喜多方市松山町の住宅で「物置が燃えている」と近くの住民から消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、住宅と物置合わせて3棟が全焼しました。この火事によるけが人はいませんでした。
一方、いわき市でも午前8時前、作業場から激しい炎が上がりました。火は、隣の住宅に燃え広がり、2棟が全焼。別の住宅2棟も一部を焼きました。こちらもけが人はいませんでした。
消防などでは、火が出た原因を調べるとともに、この時期の火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
県によりますと、今年県内では623件の火災が発生していて、去年より162件増えています。この時期は、暖房器具も使う機会も多くなるので、改めて火の取り扱いには注意してください。














