長野県東御市の小学校に、土器や古い生活用品などを整理した資料室が完成しました。

資料室のお披露目式が行われたのは、東御市の滋野(しげの)小学校です。

滋野小には、地元から出土した土器や、住民から寄贈された古い生活用品など歴史的資料が残されていましたが、日常的に活用されていませんでした。

こうした状況を知った地元の遺跡の保存などを行うボランティアが、今年(2023年)の9月から児童たちと一緒に整理を進めてきました。

■戌立(いんだて)・寺ノ浦(てらうのうら)石器時代住居跡保存会 中沢利和会長:「郷土の歴史を勉強したいという人たちがでてくるとか、そういうことがあれば嬉しいですね」

資料には地元の学芸員の協力を得て作った解説のプレートも設置され、土器の洗浄を手伝った6年生が見学しました。

■児童:
「大河ドラマとかでなんか見たことありますこれ…」
「自分の身近なところに、こんな歴史があるんだなってことが分かって嬉しかったです」

学校では、古い道具などを授業で実際に使いながら、歴史や地域を知る機会にしていく予定です。