野々市中学校では生徒およそ770人が参加して「命の大切さを学ぶ教室」が開かれました。

講師を務めたのは福井被害者支援センターの宮地美貴子さんで、2002年に当時小学6年生だった長男が交通事故に遭い亡くなったことから、当時の思いや今感じていることなどを語りました。

福井被害者支援センター宮地美貴子支援局長
「貴弘(息子)がいなくなってからというもの、どこにいても何をしていても思い出されてしまう。もうこの世にはいないし、死んでしまったんだという現実をなかなか受け入れることはできなかった」

この教室は毎年開かれていて、宮地さんは生きたくても生きられなかった子どもについて知ってもらい、自分の命を考えるきっかけにしてほしいと話していました。