11月の長野県内の気象状況がまとまり、松本と軽井沢など21か所で11月の最高気温の記録を更新したほか、長野など4か所で1日の最低気温が観測史上最も高くなりました。

長野地方気象台によりますと、11月は高気圧に覆われて晴れた日が多くなった一方で、前線を伴った低気圧の通過や寒気の影響もあり、標高の高い場所では雪が降った日もありました。

11月3日は県内各地で気温が上がり、県内30の観測地点のうち16か所で11月として過去最高を記録しました。

松本と佐久で26.3度、信州新町で25.2度など5か所で夏日となり、松本では、データが残っている過去126年間で最も暑くなりました。

また、このほか5つの地点では、2日や6日に、11月としての最高気温を更新しました。

一方、最低気温も11月6日に長野で16.9度、野沢温泉で13.0度など、あわせて4か所で11月として最も高くなりました。

長野市にある長野地方気象台での「初霜」と「初氷」の観測は13日で、初霜は平年より12日、2022年より18日遅かったほか、初氷も平年より6日、前の年より18日遅くなりました。

一方、「初雪」は18日で平年と変わらず、2022年と比べると14日早い観測となりました。

関東甲信地方の12月から2024年2月までの3か月予報によりますと、気温が平年より高い確率が60%、平年並みが30%、低い確率が10%と予想されています。