師走に入り日に日に気温も低くなる中、この時期に食べたくなるのはやはり「鍋料理」です。
ウェザーニュースが去年、全国のおよそ2万5000人に行った「鍋と気温の関係」についての調査では、気温が18度を下回ると「鍋を食べたい」と答えた人が過半数を超えました。
鍋に欠かせないのが野菜。
夏から秋にかけて記録的な暑さが続き、多くの野菜で価格が高騰しましたが、11月からは気温が下がり始め、入荷量が増えてきたことで、家計にとってもようやく朗報です。
寒~いこの時期の食卓を彩る「鍋」
牛田アナ「鍋には欠かせない野菜ですが、葉物を中心に価格が落ち着いてきているようです」
青果店で買い物中の客に話を聞くと、
「鍋と言えばハクサイとネギは絶対。一時期ネギがすごく高かった。1本300円ぐらいしていたときがあったが、一時期より下がった」
「ハクサイを今までは4分の1買っていたところを丸ごと買ったりする」
などと、価格の落ち着きを肌で感じている様子でした。
北陸農政局が公表している金沢中央卸売市場での価格推移を見ると、ハクサイは10月中旬に1キロ当たり平年の2倍以上の139円。
しかし、11月からは気温が下がり始めたことで中旬には1キロ当たり83円と価格が落ち着いてきました。
近江町市場の青果店・北形青果の北形謙太郎さんは「猛暑の影響で10月、ぽっかり入荷がなくなってしまったことで10月は値段が高かったが、11月に入ってからはがくんと値段が落ちて、12月に入ってからは徐々に平年並みに戻りつつあるところ。ハクサイやキャベツとか葉物類はまだまだ量が多いので、今週来週ぐらいはまだ値段が安い」と話しました。
「年末は価格が強まる」買い時は“今”!
今は落ち着いている野菜の価格ですが、年末にかけては、11月に大量に収穫したことで入荷量が減ってしまい、価格にも影響が出るといいます。
北形謙太郎さん「今年の年末は、野菜が前倒し前倒しで収穫している分だけ、かなり少なくなるだろうという予想も立っているので、野菜全般的に価格は強めになってくる」
ようやく価格が落ち着いてきた矢先に、再び高くなる見込みの野菜。
ハクサイやネギは「今」がお買い得です!














