勤務する銀行から現金を複数回だまし取ったとして、元行員の女が再逮捕されました。合計6000万円余りを着服したとみられています。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、みずほ信託銀行富山支店の元行員で、富山市上赤江町の派遣社員・中島留美容疑者(58)です。

警察によりますと、中島容疑者は2018年から2019年にかけて、当時70代の顧客3人から預金を払い戻す依頼があったかのように装い、銀行から現金あわせて690万円ほどをだまし取った疑いがもたれています。

中島容疑者は調べに対し「洋服の購入費用に充てた」などと容疑を認めているということです。また、銀行の調査では中島容疑者は顧客14人の現金あわせて6000万円余りを着服したとみられ、銀行は2023年2月に中島容疑者を懲戒解雇しています。