空手のウクライナ選手団が4日、新潟市の高校を訪問しました。企画したのは高校生で、お互いが異文化に触れ、貴重な交流となったようです。

新潟市 中央区の新潟第一高校を訪れたのは、ウクライナで空手を習っている12歳から17歳の男女6人です。

「きのう空手の大会で優勝しました」

6人は3日、長野県で行われた空手のチャリティー大会に出場した後、県内に到着しました。

この交流会を企画したのは、新潟第一高校の2年生で、自身も空手をしている岩木烈生さんです。

【交流の発起人 岩木烈生さん】「同世代のウクライナで苦しんでいる子たちを確認して、少しでも自分ができることで傷ついた心を癒してあげられないかなと思ったので」

交流会ではお互いに質問する場面も…
【生徒は】「ウクライナの美味しくて有名な食べ物はなんですか?
【ウクライナ選手】「ボルシチです」

そのほか、餃子のような見た目で、中にじゃがいもが入っている「ペリメニ」という食べ物も人気だそうです。

一方でこんな質問も…
【生徒は】「空手は心のよりどころになったと思いますか?」

【ウクライナ選手】「空手を通じて日本の文化に触れて心の平和が見つかりました」

新潟とウクライナの若者たちの笑顔の交流となりました。

【交流の発起人 岩木烈生さん】「少しずついろいろな話をしていくことで、ちょっとずつ笑顔が増えて言ったりとか、もう完全にニコニコしながら話しているが、少しずつ打ち解けていったというのが目に見えて実感できたのがすごくうれしかった」

ウクライナの選手団は6日まで県内に滞在するということです。