新潟県で農業の分野で活躍する女性たちが主役のイベントが開かれました。女性の目線で見た農業の楽しさや苦労などを本音で語り合いました。

【農業タレント 田中さきさん】「私、恥ずかしくて『実家が農家』だって言えなかったんですよね友達に。『かわいく、楽しく、健康的に』という農業を憧れられる職業にしたいというのが目標」

『越後おんなしょぶっちゃけトーク』と題されたこのイベント。経営者やタレントなど、農業の分野で活躍する女性3人が登壇し、農業の魅力や苦労などを語り合うもので、北陸農政局が新潟の農業を盛り上げようと企画しました。

県内の農業従事者のうち女性の占める割合はおよそ4割。女性が経営に携わると利益の増加率が高いというデータもあり、農業の活性化に欠かせない重要な担い手となっています。

意見交換の場では子育てとの両立についても本音が飛び出しました。

【農業タレント 田中さきさん】「結婚・妊娠・出産で働けないという時が必ずあると思うんですけど、その時の働き方がどうしたらいいのか分からずに…」

【長岡地区女性農業者コニュニティnowa 佐藤佑美 代表】「働けるようになったら、お母さんに子ども見てもらって、外に出てみたいな形で働いていました」

【RipiFarm 相馬絢子 代表】 「(知人が)『子供が欲しいんだけど、補助金もらってるし、リースのお金も払わないといけないし』(と言っていた)そこがすごく、今どうにかしてあげなきゃいけないって」

参加した人は、精力的に活動する3人の話に真剣に耳を傾けていました。
【参加した人は】「すごくかっこよくて、私も将来魅力ある女性農業者になりたいと思いました」

北陸農政局は農業を盛り上げるため今後もイベントなどを企画したいとしています。