■YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH(5日、横浜スタジアム)

横浜スタジアム45周年を記念したスペシャルイベント『YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH』が5日に行われ、三浦大輔監督(49)や石井琢朗(53)、村田修一(42)、今永昇太(30)など横浜DeNAベイスターズのOB&現役選手によるオールスターチーム『BAY DREAM STARS』とタレントの柳沢慎吾監督(61)が率い、松坂大輔(43)、上地雄輔(44)、秋山翔吾(35)、そして今年のDeNAドラフト1巡目指名の度会隆輝(21)もメンバー入りした神奈川県内の高校野球出身の選手たちが集結するレジェンドチーム『Y45 LEGEND HEROES』が対戦した。

試合前には11月24日に入団会見を行ったばかりのDeNAドラフト1巡目指名、度会が登場するとスタジアムは大歓声に包まれた。ベンチ前ではかつてDeNAで4番を務め、来季からロッテの打撃コーチに就任した村田と笑顔で会話をしていた。

『BAY DREAM STARS』の先発は三浦大輔監督、『Y45 LEGEND HEROES』は1番・ファースト、松坂大輔、いきなり“大輔”対決が実現。49歳の三浦監督は127キロのストレートで追い込むと80キロ台のカーブで松坂をレフトフライ、現役当時のスタイルで打ち取った。

そして、1死一塁で3番の度会隆輝、ドラフト1巡目のルーキー対監督の勝負。3ボールから度会は126キロのストレートを強振したがファール。最後はボールを見極めて四球を選んだ。対戦した三浦監督は「ビビってしまいました。打たれそうな雰囲気があったんで」と笑顔を見せ、「来季はこの横浜スタジアムで活躍してほしい」とエールを贈った。

度会の第2打席は2塁に松坂を置いて打席へ。山口俊(36)の133キロのストレートをセンター前へ弾き返し、ハマスタ初安打、松坂をホームに返し初打点もマーク。1塁ベース上では笑顔を見せた。

3回表にはベンチ前の円陣で柳沢慎吾監督(61)から指名され声出し。松坂、多村仁志(46)、小池正晃(43)、後藤武敏(43)と横浜高校、そして、球界の大先輩に「頑張っていきましょう!」と大きな声をあげていた。来季、チームメイトになる山﨑康晃(31)は「DeNAらしい明るいキャラ、いいキャラクターですよね。来シーズンが楽しみ」とルーキーに期待を寄せていた。

試合は松坂の2点タイムリーツーベース、度会のタイムリーなどで得点を重ねた『Y45 LEGEND HEROES』は最終回に松坂が横浜スタジアムのマウンドへ、キャッチャーは上地雄輔、横浜高校バッテリーとなった。

先頭のなんと代打・度会隆輝、DeNAのユニホーム姿で背番号『4』をつけて登場。打席では1球1球、対戦できる楽しみで笑顔を見せた。3球目の外角のボールを打ってレフトフライに倒れた。松坂は度会との対戦のみで降板した。松坂は「(度会くんには)ガツンといって欲しかった(笑い)。見ていても凄くいい雰囲気を持っている」と対戦した“平成の怪物”が褒めたたえた。『Y45 LEGEND HEROES』が7対2で勝利した。

※写真は度会隆輝選手(左)、村田修一氏(右)