日本シリーズJTカップ最終日(3日、東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)
男子ゴルフの今季優勝者ら30人が予選落ちなしで争う最終戦。首位と2打差の11アンダー、3位でスタートした石川遼(32、CASIO)は4アンダー、5ボギー、1ダブルボギーのトータル8アンダーで7位に終わり、今季初優勝はならなかった。大会を制したのは、3日目からトップに立った蝉川泰果(22、フリー)。4バーディ、2ボギーのトータル15アンダーをマーク、22歳326日での優勝は大会最年少記録となった。
15年、19年以来の大会3勝目を目指す石川は、首位と2打差の3位からスタート。前半はアプローチが絶好調。2番、190ヤードのパー3、グリーン手前からの第2打が直接カップに入るチップインバーディ。さらに6番、541ヤードのパー5の3打目も、ピンそばにピタリと寄せるナイスアプローチを見せ、バーディ。これで勢いに乗る石川。8番、197ヤードのパー3では、カップまで10cmほどのもう少しでホールインワンというスーパーショットを見せギャラリーから歓声が沸いた。前半を4バーディ、2ボギーでまわり13アンダー、首位、蝉川泰果(22、フリー)に1打差に迫り、サンデーバックナインに挑む。
後半、石川は11番でボギーを叩くと、14番で痛恨のダブルボギー、15番でもボギーと崩れ、優勝争いから脱落。後半は一つもバーディを取れずに7位に終わった。
大会を制したのは、石川と最終組でまわった蝉川。前日トップの勢いそのままに、22歳とは思えない落ち着いた堅実なゴルフで4バーディ、2ボギーにまとめ15アンダーで今季2勝目をあげ、賞金ランクも2位でフィニッシュとなった。
【日本シリーズJTカップ最終日結果】
1位 蝉川泰果 -15
2位 中島啓太 -14
金谷拓実
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7位 石川遼 -8
(他1名)














