日本時間の2日夜遅く、フィリピン付近で、マグニチュード7.7の大地震が発生し、気象庁は高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表しました。高知県沿岸では、すでに津波の第一波が到達したとみられ、土佐清水と室戸岬で10cmの津波が観測されたということです。

津波は繰り返し来る恐れがあり、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。
気象庁によりますと、日本時間の2日午後11時37分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近で、マグニチュード7.7と推定される大地震が発生しました。この地震に伴い、気象庁は、高知県を含む太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表しました。高知県沿岸の第一波の到達予想時刻は午前3時ごろで、高さは1メートルと予想されています。第一波はすでに到達したものと見られますが、このあとも繰り返し津波が来る恐れもあります。
(リポート:尾上七海)
「職員が次々と出勤し、各市町村の対応状況などをまとめています。県庁内では土木部など、他の部局でも配備体制に入った連絡が入ってきています」

津波注意報の発表に伴い、県沿岸部の全19市町村に、警戒レベル4の避難指示が出ています。
海の中や海岸付近は危険です。ただちにその場を離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、津波注意報が解除されるまで、海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。土佐清水と室戸岬で10cmの津波が観測されたということです。