ロシアのプーチン大統領はロシア軍の兵士を17万人増やす大統領令に署名しました。

ロシア大統領府は1日、プーチン大統領がロシア軍の兵力を現在の115万人から17万人増員し、132万人にする大統領令に署名したと発表しました。これにより軍の職員など含めた総定員はおよそ220万人になるとしています。

ロシア国防省は声明で「ウクライナでの特別軍事作戦とNATO=北大西洋条約機構の拡大による脅威に対応するため」だと説明。増員は志願による契約軍人でまかない「動員は計画していない」としています。

また、メドベージェフ前大統領はこれまでに契約軍人45万2000人が兵役についたと明らかにしました。

来年3月に大統領選を控える中、プーチン政権としては国民の反発をまねく動員を避けながらもウクライナ侵攻継続に向けて兵力を増強する狙いがあるとみられます。