日本シリーズJTカップ3日日(2日、東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)

男子ゴルフの今季優勝者ら30人が予選落ちなしで争う最終戦。3アンダー、9位スタートの石川遼(32、CASIO)が久々の”遼チャージ”を見せた。3番のパー4でイーグルを奪うなど、この日は、1イーグル、7バーディ、1ボギー、スコアを8つ上げてトータル11アンダー、首位と2打差の3位で最終日を迎える。

15年、19年以来の大会3勝目を目指す石川は1番でバーディスタートを切ると、3番パー4、残り約140ヤード、フェアウェイからの第2打がグリーンに乗ると転がり、直接カップインのショットインイーグル。ギャラリーの大歓声にガッツポーズで応える。これで勢いづいた石川は5、6、7番で3連続バーディを奪い、前半だけでスコアを5つ上げ、4位で後半へ入る。

ショットが好調だった石川、後半はパットが冴えを見せる。12番では約20mの超ロングパットをねじ込みバーディ。そして14番、17番でもバーディを奪い、後半は3バーディ、ノーボギーでまわり、今季自己最少の「62」を叩き出した。

11アンダーの3位で3日目を終えた石川は、「1番と3番でフェアウェイからいいショートアイアン2つ打てたので、いいスタートが切れた。3番のセカンドが入るとは思ってなかったのでホントにラッキーでした」と3日目を振り返り、「あすは優勝争いに加われるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

最終日、石川は、13アンダーで首位の中島啓太(23、フリー)、蝉川泰果(22、フリー)と同組で回る。

【日本シリーズJTカップ3日目結果】

1位 中島啓太 -13
   蝉川泰果
3位 石川遼 -11
   金谷拓実