ユズの生産の「北限」と言われる岩手県陸前高田市で2日、今シーズン最後の収穫イベントが行われました。

ユズの収穫は地元の生産者などで作る「北限のゆず研究会」が主催したもので、2日のイベントには合わせて24人が参加しました。このうち広田町の大和田弘喜さんの自宅にある樹齢およそ80年のユズの木では高枝切りばさみなどを使って鮮やかな黄色に熟した実を収穫しました。「北限のゆず」は震災後、復興の象徴としてブランド化が進められています。実を絞ったジュースのほか、冷凍した皮は酒や菓子などの加工品の原料になります。今年の収穫量は目標の7トンを超える9トンほどでした。