テレビゲームで競う「eスポーツ」を楽しむお年寄り向けの体験会が行われました。
先生役を務めたのは中学生です。

モニターを見つめ、中学生の掛け声に合わせて、太鼓をたたく高齢者たち。

挑戦しているのは人気ゲーム「太鼓の達人」。

長野市のデイサービスセンターで行われた「eスポーツ」の体験レクリエーションです。

先生役を務めるのは、長野市内の長野日本大学中学校の1年生。

近畿日本ツーリストとNTT東日本グループによる「授業支援サービス」を活用し、10月から高齢者の特性などを学び、「どう教え、楽しんでもらうか」を考えてきました。

中学生は:
「工夫したことは声を大きくしないと聞こえないので、声は大きくした」
「みんなも一緒に楽しめるように、新聞紙で硬くないバチを作った」

わかりやすいアドバイスのおかげで、テレビゲームは初めてという高齢者も、すぐにマスターしていました。

体験したお年寄りは:
「年甲斐もなく興奮してやりました。楽しかった」
「楽しかった。若返っちゃう。91歳からマイナスしなくちゃいけない」
「最高だね。いいと思う。うまい。教え方が。だいぶ研究されているのでは」

中学生は:
「リハーサルを8回ほど行っていたので、思ったより大成功してすごくうれしい」

学校は今回の授業を通じて、生徒たちが自ら探求していく学びにつながればと期待していました。