12月は冬らしいスタートとなりました。1日、新潟市 中央区では初雪を観測。平年より5日遅く、去年より1日早い初雪です。

午前9時半ごろの新潟市中央区です。萬代橋周辺も雪がちらついていました。

【記者リポート】風はそこまで強く吹いていないように思えますが、それでも、手が悴むような寒さです」

新潟地方気象台によりますと、初雪は平年より5日遅く、去年よりも1日早いということです。

【街の人は】「車もタイヤ交換しました」

1日の最低気温は魚沼市小出でマイナス0.1℃、新潟市中央区で1.9℃など、28の観測地点のうち11地点で今季最低となりました。

一方、2日にかけては断続的に雨が降る見込みです。2日夕方までの24時間に降ると予想される雨の量はいずれも多い所で、上・中・下越40ミリ、佐渡で20ミリ。

新潟地方気象台は上・中越ではこれまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるとして、2日明け方にかけて土砂災害に注意・警戒するよう呼び掛けています。

また、2日朝までの12時間に降ると予想される雪の量は上越の山沿いで15センチ、中越・下越の山沿いや平野などで5センチとなっています。

こうした中、県は本格的な雪のシーズンを前に雪による被害への注意を呼びかけました。
県内では昨シーズン、除雪作業中の事故などで16人が死亡。

国道の立ち往生なども踏まえ、県は「立ち往生に巻き込まれた場合は一酸化炭素中毒を防ぐためマフラー周辺を除雪する」、「除雪作業は1人でしない、無理しない」など、身を守るための注意事項をホームページにも掲載しています。

気象庁の長期予報では暖冬と予想されていますが、県は、集中的に雪が降ることで災害につながる恐れがあるとして油断しないよう呼び掛けています。