世界中から集まったおよそ5000点のコメの中から香りや味などを基準に頂点を決める大会『米・食味分析鑑定コンクール』が、新潟県津南町で開かれました。
「審査が始まりました。ひたすらコメを見て嗅いで食べて…これを繰り返しながら、およそ130点のコメを評価していきます」
これは、コメの品質の向上を目指して「米・食味鑑定士協会」が毎年全国の異なる地域で開く“国際大会”で、25回目の今年、初めて新潟県内で開催されたものです。
国内外からおよそ5000点のコメが集まり、計測器による審査を通過した国内産のコメ、126点が最終ラウンドに臨みました。

新潟県内からは、南魚沼市の農業法人や加茂農林高校などから、団体や個人部門などに合わせて10の品種が進出しています。

かどや 外谷志津夫社長
「表彰されることによって知名度が上がることは一番なんですが、自分たちの子ども世代になんとか繋いで、“美味しいコメ=日本一の新潟県のコメ”という風にしていきたいと思っています」
最終ラウンドでは、審査員30人が試食しながらコメの香りやツヤ、甘みなどを評価します。
審査員 柏木智帆さん
「今年の天候の影響なのか、コメの外側が柔らかくてベタつくものもあった。即決できるコメもいくつかあったんですけども、甲乙つけがたく最後悩んだコメもいくつかありました」
大会は2日も行われ、農業法人や高校など6つの部門ごとに頂点が決まります。