仙台医療圏では患者を長期的に支える「慢性期医療」が不足していると言われています。こうした中、末期がんや難病の人を自宅に近い環境でケアする「ホスピス型住宅」が12月、仙台市内に開設されることになりました。
開設される「ReHOPE(リホープ)仙台若林」。末期がんや神経難病の人たちをケアする民間のホスピス型住宅で54の個室が用意されています。また、座ったまま入浴できる介護用設備も導入されています。

運営会社によりますと、仙台医療圏は人口10万人あたりの療養病床数が81.93と全国平均221.9の3割程度に留まり「慢性期医療」の不足が課題となっています。
こうした中、運営会社は青葉区の施設に続き若林区にも県内2か所目となるホスピス型住宅を整備しました。
村上晴香キャスター:
「こちらのリハビリスペースは、全国のReHOPEで初めてできたスペース。様々な道具があり、作業療法士のサポートを受けながらリハビリができます」

生活のサポートだけでなく体の機能が維持できるようリハビリにも力を入れます。
ReHOPE仙台若林 佐々木大輔施設長:
「入居される方々皆さまが希望を持って前を向いて生きていける、そのために希望が行き交う生活の場をスタッフ皆で作っていきたいと思います」

このホスピス型住宅では、現在入居者を募集していて12月5日から受け入れが始まります。














