長野県松本市にある国宝・松本城では雪や寒さから木々を守る『冬囲い』が行われました。

毎年12月1日に行われる年の瀬の風物詩で、松本古城会(まつもとこじょうかい)のメンバーなどが作業にあたりました。

本丸庭園(ほんまるていえん)にあるおよそ50本のボタンを雪の重さや寒さから守るのがワラで編まれた『わらぼっち』。

かっぽう着姿の女性たちが、小さなつぼみをつけた木に一つひとつ丁寧にかぶせて冬支度をしていきます。

松本古城会・多湖佳子(たごよしこ)さん:
「3月くらいになってこれを取ったときに、大きなかわいらしい芽になってると思いますので、気持ちを込めて作業をさせていただきました」

松本城ではこれから年末に向けて、しめ縄づくりやすす払いなども予定されています。