12月に入り、長野市の善光寺では年越しに向けた伝統行事=お注連張り(おしめはり)が行われました。

長野市の善光寺では1日朝、宿坊のひとつ「兄部坊(このこんぼう)」にしめ縄が張られました。

「お注連張り」は年越し準備の始まりを告げる善光寺の伝統行事です。

仕切り役となる今年の「堂童子当役(どうどうじとうやく)」を務めた若麻績善正(わかおみ・ぜんしょう)住職は「来年こそは天下泰平天災などのない五穀豊穣のような安定した年を迎えられることを祈念して注連縄をつけさせてもらった」と話していました。

善光寺ではこれから年末に向け、「御越年式(ごえつねんしき)」や「お煤(すす)払い」など年の瀬の行事が続きます。