プロ野球ヤクルトの青木宣親外野手(41)が1日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、今季推定年俸3億4000万円から限度額(1億円を超えている場合は40%)を大幅に超える2億円減の年俸1億4000万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。球界野手最年長は今季3年契約の最終年。来季も現役続行を表明しており、球団はダウン提示をするもプロ21年目となる来季も戦力として評価、契約後は大幅ダウンも笑顔を見せた。

日米通算20年目は96試合に出場、打率.253、3本塁打、19打点。21年、22年は日本シリーズまで戦い、今季5位で早くシーズンを終えた青木「ここ2年、長くシーズンをやっていたので本当にシーズンがすぐ終わってしまったな。そんな印象」と悔しさを露わにした。

若手選手が台頭する中、自身の負けない部分を聞かれると「あきらめないってことですかね。粘りが心情ですから自分は。粘って粘ってこの世界で今20年やってきてるんで次も粘って粘り倒したい」とまだまだ若手選手には負けないと意気込んだ。さらに来季チームが優勝した際に「優勝したら表参道パレードをしてくれって言いました」と球団に提案。2021年に日本一に輝いたヤクルト。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、優勝パレードは行わず。今季、阪神とオリックスの優勝パレードを見た青木は「そういえば、パレードやってないなって。うち、日本一になったのにパレード出来てなかった。改めて日本一になってパレードしたいっていう風に思いました」と想いも語った。

■青木宣親(あおき・のりちか)
1982年1月5日生まれ41歳。日向高(宮崎)~早稲田大~2003年ドラフト4位でヤクルトに指名され2004に入団。今季はNPB野手最年長。日米通算2073安打をマーク。日本プロ野球史上で唯一2度のシーズン200安打達成(2005年・2010年)。2006年・2009年のWBCでは世界一に貢献。2012年からメジャーリーグ・ブルワーズへ移籍。メジャー7球団でプレー後、2018年に日本球界(ヤクルト)に復帰。